木部塗装の傾向と対策(その2)

前回(その1)の続き。

塗装から約7年が経ち、塗膜がはがれボロボロになった
雨戸の木部レール(敷居)の状態を見ていただきました。

今回はさっそく施工編です。
実験ですが手を抜くことなく作業内容はいつもと同じようにやります。
しかし技術の差がでないように、施工はほぼ事務屋さんにしてもらいました。
事務屋といっても、そこいらの職人よりできるかも知れませんが ^^;

まず、高圧水洗浄。(写真は保護具をしていませんが真似しないで下さい!)
これで浮いている塗膜や汚れを取ります。
その後まる1日乾燥させます。
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乾いた後、紙やすり等で落ちなかった塗膜などをさらに落とします。
コーキングも劣化していたので、はがしました。
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そして、ここからが実験内容になります。

通常、弊社の木部塗装の標準仕様は
木部用下塗り材→上塗り材となります。
これで通常は問題ないのですが、前回も書いたように
劣悪な環境でもなんとかならないかというのが今回のポイント。

ということで、3パターン試してみました。
条件をなるべくそろえるため、全部3工程にしました。

1、木部用下塗り材(2回塗り)→上塗り材
2、木部用プライマー→木部用下塗り材→上塗り材
3、木部用プライマー(2回塗り)→上塗り材

この木部用プライマーを塗る事でどうなるか。
結果がわかるのは3年後ぐらいですので
興味がある方は3年後ぐらいに、また見に来て下さい ^^;

木部用下塗り材を塗っている所。
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長くなりましたので、次回に続きます。
次で最後です。