外壁のサイディングボードなどで、目地の部分に“コーキング”を使うことはよく知られていますよね。
実際、見積書などの補修項目でも「コーキング工事」と記載されていることがあります。
でも、同じような場面で“シーリング”という言葉を聞いたことはありませんか?
「え、コーキングとシーリングって、同じじゃないの?」と思われる方も多いと思います。
実は、どちらもほぼ同じ意味で使われることが多いのですが、少しだけ違いもあるんです。
今回は、建築関係の知識がない方にもわかりやすく、コーキングとシーリングの違いについてお話しします。
「コーキング」と「シーリング」は基本的に同じ意味
- どちらも、建物の隙間や目地を埋めて、水や空気が入らないようにする“充填材(じゅうてんざい)”のことです。
- 「コーキング」はアメリカで使われる言葉(Caulking)で、もともとは“隙間や亀裂などに詰め物をする”という意味があります。昔から日本の建築業界でも使われてきました。
- 一方、「シーリング」は英語の「Sealing」から来ており、“封印する”“密閉する”という意味があります。最近は専門業者のあいだでよく使われています。
- 建築業界では「シーリング工事」という表現の方が一般的になっています。
実は少し違う使い分けもされています
- 完全に同じというわけではなく、現場によっては以下のような使い分けをしていることもあります。
- コーキング:補修用や内装の細かい部分に使うことが多い(建築分野でよく使われる言葉)
- シーリング:外壁やサッシまわりなど、雨風の影響を強く受ける箇所に使う本格的な防水施工(幅広い分野で使われる総称)
- ただし、材料そのものが異なるわけではなく、使い方や用途の違いが大きいと考えてください。
大事なのは“定期的なチェックとメンテナンス”
- どちらの名称でも、時間が経てば劣化して、ひび割れたり剥がれてきたりします。
- とくに外壁のシーリングは、紫外線や雨風の影響で傷みやすく、放置すると雨漏りの原因にもなります。
- お住まいの築年数が10年を超えていたら、一度点検されるのをおすすめします。
まとめ
「コーキング」と「シーリング」は、呼び方が違うだけで、ほとんど同じ意味で使われていることが多い言葉です。 ただ、実際の現場では使い分けされていることもありますので、知っておくと業者さんとの打ち合わせでも役立ちます。
日立市でコーキング工事もできる塗装店として、当店は丁寧な施工を心がけています。
ご自宅の外壁の目地、最後に点検したのはいつ頃でしょうか? もし「ちょっと心配だな」と感じたら、ぜひお気軽にご相談くださいね。