建物にとって白アリ(シロアリ)は“静かに進む大敵”です。
気づいた時には思った以上に木がスカスカになっている…ということも珍しくありません。
今回掲載している写真は、白アリに食害された木材(イメージ)と、先日見かけた本物の白アリそのものの姿です。
★白アリに食われた木材(こちらはイメージ画像です)
★白アリの拡大写真(こちらは私が最近見た本物の白アリです。)
上の写真のように、内部から静かに食べ進めてしまうため、外から見ただけでは判断が難しいのが白アリの厄介なところです。
白アリは蟻塚がなくても発生します
「蟻塚がないから白アリではない」
そう思われる方もいらっしゃいますが、白アリは土中や床下の湿った空間など、外から見えない場所に巣を作ることがほとんどです。
※蟻塚を作るのは主にアメリカカンザイシロアリですが、住宅で多いのはヤマトシロアリやイエシロアリで、これらは蟻塚を作りません。
白アリを寄せつけないために ― 今日からできる対策
① 建物の周りに木材を“直置き”しない
土の上に木材を置くと、その木を伝って白アリが建物へ侵入する可能性があります。また、家のすぐ脇にシロアリの巣を作ることにもなります。
・古い木材
・不要になった杭や端材
・植木鉢の台代わりの板
こういったものは、必ず地面から離すか撤去しましょう。
② 建物周りに木を植えすぎない・ジメジメさせない
白アリは湿気が大好きです。
建物の基礎近くに植栽が多いと、風通しが悪くなり、湿気が溜まって白アリが寄りやすくなります。
・ツバキ、アジサイなど、水分を多く含む葉の植栽が密集
・落ち葉が溜まる
・雨どいの詰まり
こうした状況は白アリにとって好環境です。
建物の周囲はできるだけ風通しを良くし、乾燥しやすい状態を心がけてください。
③ 少しでも気になる症状があれば早めに点検を
次のような症状があれば、早めの点検をおすすめします。
- 床がふわふわしてきた
- 勝手口や玄関の枠がボロボロしている
- 羽アリを見かけた
- 湿気の多い部分に砂のような粒がある
白アリは進行が早いので、“早期発見”が一番の節約になります。
緑川塗装店でも白アリ業者をご紹介できます
緑川塗装店では、
- 白アリ点検
- 薬剤散布(予防工事)
- 被害部分の補修工事
などを行える 専門業者の手配が可能 です。
「これは白アリかな?」
「見に来てもらいたい」
そのような場合は、どうぞ気軽にご相談ください。
信頼できる業者さんをご紹介いたします。
まとめ
白アリは外から見えないだけで、知らないうちに静かに被害を広げます。
今日お伝えした
- 木材の直置きをしない
- 周囲をジメジメさせない
- 気になる時はすぐ点検
これだけでも予防効果はぐっと高まります。
大切なお住まいを守るために、ぜひ一度見直してみてください。












