もうだいぶ前の話になりますが
ちょっとブログのネタがなかったもので
古いネタを引っ張ってきました ^^;

職人さんの資格に「技能士」というものがあります。
各職種ごとに、1級・2級とあるのですが
けして資格を持っているからと言って
技術がよい、いい仕事をするというわけではありません。
しかし、最低限のレベルは認められること
公共事業をするにあたって必要となること
1級技能士を持っているとハクが付くこと?、などから
多くの職人さんがチャレンジしています。
その技能士試験では、職種にもよると思いますが
学科試験と実技試験があります。
私が受けた建築塗装においての話ですが
学科試験は、試験前1ヶ月ぐらいで
晩酌(夜の娯楽)を控えてちゃんと勉強すれば受かります。
(そう、講習会では指導されます ^^;)
実技試験は試験官の方が仰っていたのですが
「基本的に落ちない」試験です。
普段から塗装の作業をしていて
ちゃんと課題を理解し、それ通りに作業を進めていけば
合格ラインにはひっかかるようです。
私が試験会場で見ていた感じでは
実技試験で落ちていた方は、試験のルールを無視して
自己流でやってしまっていた様な人です。
試験前には実技試験問題が各自に配布され
読んでくるよう指示が出ているのに
まったく読んでこなかったのでしょうね。
普通の仕事でも、そんな人はダメでしょう ^^;
あとは、受かる最低ラインの技術すら持ってない人・・・?
さて、ちゃんとやっていれば落ちないとはわかっていても
やっぱり緊張するのが試験というもの。
落ちたら恥ずかしいですからね、がんばりました ^^;
その結果、無事に合格できたのですが
思ってもいなかったオマケが付いてきました。
上の写真がそうなのですが、最終的な合格者の中から
実技試験成績優秀者ということで、さらに賞状をいただきました。
1級に受かる人はそれなりにいても
この賞状を貰った人はそういないでしょう ^^
普段からがんばって仕事に取り組んでいるのを認められたようで
嬉しい気持ちが半分、技術もまだまだなのに
こんな賞状を貰っても良いものかと思う気持ちが半分です。
というわけで、鼻が天狗にならないよう
気持ちを引き締め、これからもがんばります!
2025/04/30追記
毎年4月ごろになるとこのブログにアクセスが増えて
ときどき『どうやったら優秀者になれますか!?』と問い合わせもあるので
ちょっと追記してみます。
※私と私の周りの人の体験談を聞いて感想なので実際になれるかはわかりません。
まず、実技はほぼノーミスで。マスチックの選択やスプレーのパターンなど
間違えることなく時間内に余裕を持って課題を終わらせる。
調色がほぼドンピシャになるのは当たり前。
学科は100点を狙う。間違えても1~2問ぐらい。
実技が素晴らしくても学科の点数が悪いとダメです。
あとは試験中の態度・振る舞いでしょうか。
無駄な減点を減らすこと。
以上、がんばってください!健闘を祈ります。