母校で租税教室の講師を務めました|地域に学びを届ける緑川塗装店の社会貢献

はじめに ―租税教室ってなに?―

「塗装店のブログで税金の話?」と驚かれるかもしれません。
私が所属する 法人会青年部 では、国税庁が用意した教材を使い、地域の小学校へ出向いて “租税教室” の講師を務めています。
子どもたちにとって税金はまだ遠い存在。でも、道路や消防、学校給食など 暮らしの土台を支える“会費” だと伝えることで、社会とのつながりを感じてもらう出前授業です。

租税教室の目的は、
① 税金のない世界を想像し公共サービスの大切さを知る。
② 税金の集め方・使い道の仕組みを学ぶ。
③ 「自分もいつか社会を支える一員」という意識を育てる――このような感じです。

私は年に1〜2回、講師として教壇に立ちます。準備は大変ですが、子どもたちと触れ合える貴重な時間。毎回楽しみにしているイベントです。

母校での開催が決まるまで

依頼から準備で感じたこと

今回の会場は、私の母校 日立市立諏訪小学校。子どもたちは弊社の前を通って学校に行きますので、カッコ悪いところは見せられません!
いつも以上に入念に準備をしました。授業の大枠は決まっていますが、毎年アップデートされる税制や時事ニュースを織り交ぜて資料を作り直します。質問に備え、よくある Q&A を再チェックし、難しい内容は後日回答できるようメモも準備しました。

懐かしの校舎を訪れて

震災後に建て替えられた新校舎は、私が通っていた頃よりずっと明るく開放的。
「こんなにきれいな学校で学べる子どもたちが羨ましいな」と、早くも親心のような気持ちに。
学校を訪れたのは校庭の遊具をボランティア塗装した時以来かなと思います。

授業の舞台裏

子どもたちの反応は学校ごとに千差万別。
クイズで手が一斉に挙がるクラスもあれば、恥ずかしがって静かなクラスもあります。
それでも “税金のない世界” を想像する内容では、どの学校でも真剣な表情に変わる瞬間があり、こちらも身が引き締まります。

地域貢献としての意義

緑川塗装店が大切にしていること

家を塗り重ねて守るように、地域とのご縁も積み重ねで育てたい――これが当店の想いです。
先日ご紹介した「二十四節気・七十二候」の掲示や、学校の遊具塗装ボランティアなど、小さな活動をこれからも続けていきます。

おわりに

租税教室は、未来の納税者である子どもたちに “支え合う社会” を体感してもらう授業です。
講師を務めるたび、私自身も「地域に生かされている」と実感します。
これからも塗装の仕事を通じて、そしてこうした学びの場を通じて、地元の皆さまと歩んでいきたいと思います。